1-1-01 フィロソフィーとは

フィロソフィーとはギリシャ語で「哲学」を意味します。長年の経営経験から導かれた

どうやったら会社は豊かになるか?
どうやったら社員・スタッフが充足感を持って働けるか?

それらを哲学としてまとめたものです。

では、なぜフィロソフィーが必要なのか?

 

それは、自発的に行動できる社員・スタッフを育てるということが目的だからです。

会社が大きくなっていくと、社長が全てを決定したり指示を出すわけにはいきません。

人間の「情報把握力」は伝える相手と直接会話をしても80%前後です。また、「情報伝達力」に関しては90%を伝えるのがやっとです。

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72%の4乗で答えは約27%しか伝わりません。

現場→社長でも約27%。社長→現場でも約27%しか伝わらない。

これでは経営という名の「伝言ゲーム」を日々実践することになります。

 

そこで、この伝言ゲーム解消のためにフィロソフィーがあるのです。

 

フィロソフィーが浸透することで、判断が必要な個々の場面においても指示待ちをすることなく、

社長からの伝言ゲームを介せずに現場で判断し自発的に行動することが可能なのです。

 

自発的に行動する人になる

 

自発的に行動するスタッフの特徴は自己肯定感が高いことです。

自己肯定感とは自分自身で「今はこれでOKという感覚をもつことです。

 

自分にはできないことも多い。失敗することもある。頭も悪い。

でも会社のためにお客様のために、仲間のために、役に立つことをしたい。

そのために努力は惜しまない、だから今はこれでOKという感覚です。

 

 

自己肯定感を持ってる社員・スタッフは、失敗しても必要以上に落ち込みません。

「今はこれでOKだからです。切り替えて次に進み、そのうちできるようになります。

 

自己肯定感が欠けている社員・スタッフは、失敗すると自分を全否定します。

つまり「今のままでOK」、失敗は恥ずかしいし苦痛と考えるので次に進めなくなります。

 

自己肯定感がある社員・スタッフは、失敗を過度に恐れません。あの手この手でチャレンジを重ねるうちに、できる瞬間がやってきます。そうして自信を得ます。

自信は自己肯定感を高めます。自己肯定感が高まると、ますますチャレンジします。そうして良い循環が起こります。

 

善循環の始まりは、ポジティブシンキングではなく、自分を受け入れることからです。ネガティブでも大丈夫なのです。☞